病気

猫のおしっこトラブル

こんにちは!

めっきり日が短くなってきましたね、金木犀が香り、朝晩は少し肌寒くて、私はとっても好きな季節です!

ですが、我が家は院長が超寒がり&私が暑がり なのでこたつを出すタイミングでちょっと揉める時期でもあります。
私はまだ、うっすい布団でいけますが、院長は羽毛布団で寝ています。
院内でも、私はすぐ上着を脱ぎますが、院長はずっと上着を着たままです。
個体差ですね…。皮下脂肪の量でしょうか?

そんな今日は、猫のおしっこトラブルのお話です。
今日はおしっこトラブル=膀胱炎 としてお話したいと思います。

一言に膀胱炎と言っても、正式名称は「下部尿路疾患」と言って、いわゆる結石によるものだったり、細菌感染、ストレスなどが原因になっている場合が多く、原因によって治療も変わってきます。

注射一発でOKな子から、手術が必要となり1週間近く入院する子まで、様々です。

実は、猫のおしっこトラブルは、冬の時期に多いとされているのです。
冬になると猫たちは、

①活動性が下がる
寒いと、ずーっと寝てますね、猫。
そうすると、トイレに行くことすら、面倒なんでしょうね、猫。
排尿回数が減ると、膀胱炎になりやすくなります。

②水を飲む量が減る
寒いと、ずーっと寝てますね、猫。
そうすると、喉もあんまり乾かないんでしょうね、猫。
飲水量が減ると、尿が濃くなって、膀胱炎になりやすくなります。

そんな、猫の特性が仇となり、冬は
「何度もトイレに出たり入ったりします」
「血尿が出ました」
「トイレに入るけど尿が出ていません」

なんて動物病院の門をくぐられる猫と飼い主さんが増えるのです。

もちろん、どんなにぐうたら寝ていても、水をあまり飲まなくても、トイレに行く回数が少なくても、大丈夫な子もいます。

膀胱炎に関しては、体質だったり、食べているものだったりも複雑に絡み合って症状が出るのですが、一度なったことがある子に関しては、比較的再発を起こしやすい病気の一つです。

なので、うちの子アヤシイかも…と思われる方はこれからの時期、寝ている猫を起こして運動を促したり、水を飲まない子ならお湯を与えてみたり、ウェットフードを与えたり、してみるといいかもしれません。

ちなみに、肥満も要因の一つです!
うちの猫も、予備軍です!気をつけます!   獣医師 後藤

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