気胸ってどんな病気?

おはようございます。

みなさん、突然ですが『気胸』って病気を聞いたことはありますか?

気胸とは胸腔内に何らかの理由で空気が溜まってしまい、肺や心血管系を圧迫している状態のことを言います。つまり、肺が膨らむスペースが少なくなる呼吸不全(低酸素)と循環不全(閉塞性ショック)が同時に起こります。
呼吸がかなり苦しく血圧も落ちているのでかなり危険な状態です。

ではどのような原因で気胸を発症するのでしょうか?
いくつかご紹介してみましょう。
①原発性:気腫性肺嚢胞による自然気胸(大型犬に多い)
②続発性:肺腫瘍、肺炎、気管支炎、肺膿瘍、寄生虫症などによる(猫に多い)
③外傷性:交通事故などによる鈍性及び穿孔性のもの
④医原性:胸腔穿刺や肺のFNAなど

診断は呼吸器症状や循環不全の症状を確認した後に胸部レントゲン検査と肺エコー検査を合わせて判断します。

治療は酸素供給と胸腔穿刺による抜気、ショック状態であれば輸液や昇圧剤による救急処置が最優先されます。
状態が安定化すれば気胸を発生した要因に対して個々の治療を追加します。

呼吸不全症状の鑑別は心臓疾患、肺疾患、胸水貯留などさまざまで気胸はむしろレアなケースに当たりますが、自宅のワンちゃんネコちゃんの呼吸が苦しそうなとこにはすぐに病院に相談してくださいね。

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獣医師 澤

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