マンソン裂頭条虫

みなさんこんにちは!!

本格的に暑くなってきましたね!熱中症に気をつけてしっかり水分は取れていますか?

今回はまたまた寄生虫の1つ、マンソン裂頭条虫についてお話ししようと思います。


○マンソン裂頭条虫とは

犬猫の消化管に寄生する寄生虫で、主に猫に感染します。第一中間宿主であるケンミジンコを捕食した『カエル』、『ヘビ』の体内で犬猫に食べられるのを待ち、食べられると犬猫の消化管内へ寄生して1.5年生存します。実際は便の中にきしめんのような形で排泄され気づかれることが多いです。また、同様にカエル、ヘビから感染する壺型吸虫の混合感染もあるので注意となっています。感染には中間宿主を必要とするため猫→猫、猫→人の感染はありません。

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<症状>
マンソン裂頭条虫のみではほとんど症状を示しません。あるとしても軟便程度ですが、重度の感染や壺型吸虫の混合感染では慢性下痢、削痩、食欲不振、体重減少などが認められます。

<検査>
糞便検査を行います。以下の写真のような虫卵が観察されます。ただし、1回の糞便検査では検出されない場合があるため、複数回行ってようやく観察される場合があります。
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<治療>
プラジカンテルという駆虫薬を高容量で使用する必要があります。1回の駆虫で駆除できない場合がありますので、再検査を実施し駆除されたか確認する必要があります。また、場合によっては他の寄生虫の駆虫も同時に行う時があります。また、再びカエルやヘビを捕食しないように注意しましょう。

 

特に新しく外猫を迎え入れたのちに認められる場合が多いので気をつけましょう!!

獣医師 日向野

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