病気

それ、食べて大丈夫?

あけましておめでとうございます!

この休み期間、罪悪感を感じるほどにゆったり過ごしていた獣医師の大地です。

みなさん年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?

おうちで静かに過ごした方や親族で久しぶりに集まった方など、いろんな過ごし方があったかと思います。

どんな過ごし方をしてもついついやりがちなのが、食っちゃ寝生活じゃないかと思います。

クリスマスから正月にかけて、チキンにケーキ、おせちにおもちなど、魅力的な食べ物がたくさんあっていい時期ですよね!

小さな家族にもついついおこぼれを与えがちですが、みなさん手に持っているそれは与えて大丈夫でしょうか?

基本的にクリスマスや正月などは、いわゆる玉ねぎやチョコレートなど中毒物質と呼ばれるようなものは少ない印象がありますが、ちょっと目を離したすきにチキンや料理の一部を盗み食いしてしまったという経験は、特にわんちゃんの飼い主様には多いのではないでしょうか?

中毒物質でなければ様子を見ていいことも多いですが、鶏の骨など中には食道や腸に詰まってしまうものあります。もし詰まってしまった、あるいは詰まる可能性があるものを食べてしまった場合は治療が必要となることがあります。

胃の中にあるものは吐き気を起こすクスリを使って吐かせる処置(催吐処置)をすることが可能ですが、催吐処置をしても吐かない、あるいはものが大きすぎて吐けない場合は全身麻酔をかけて内視鏡を入れたり胃を開く手術が必要となることがあります。そもそも吐くこと自体も辛い処置ではあるので、そう考えると少し動物もかわいそうですよね…。

誤食は動物の負担も飼い主様のお財布の負担も大きくなってしまいます。そのため、特に、年末年始のような特別な行事がある時期こそ、誤食のないように注意してあげてください!

来月にはバレンタインデーという、人にとってはとっても素敵な日が設定されています!

しかしみなさまご存じの通り、チョコレートは動物にとって中毒物質となりますので、特に食いしん坊の動物と生活している飼い主様が注意してあげてくださいね!

今年もかわいい家族とともにいい年にしましょう!!