病気
短頭種気道症候群
肩こりに悩ませれています獣医師の高橋です。
なぜかって?それは我が子を抱いてthe Farm UNIVERSALへ行ったからです。
これを機にベビーカーと抱っこ紐とピップエレキバンを購入しました。
ここは犬の同伴OKでヤギやフクロウや九官鳥に会えるし、食事も美味しいです。
動物と植物を愛でる人はぜひ行ってください。茨木市の山奥です。
それでは本題です。
今回のテーマは短頭種気道症候群です。
そもそも短頭種とは、パグ、ボストンテリア、フレンチ・ブルドッグ、シー・ズー、ペキニーズなどのいわゆる鼻ぺちゃ族です!
その短頭種は生まれつき鼻の穴が狭くて、軟口蓋(喉ちんこ!)が長いことが多いために、呼吸が下手くそになります。
例えば、ガーガーと音を出しながら苦しそうに呼吸したり、熱中症になりやすくなります。
これは、年を追うごとに悪化していき、喉(喉頭)や肺や胃腸にまで害を及ぼします。
なので、若いうちに予防的に手術してしまうのが良いとされています。
去勢手術、避妊手術が生後6ヶ月くらいで行うので、その時に同時に行うのが良いでしょう。
当院では鼻の穴が狭い子、呼吸音がガーガーの子、興奮時に舌の色が紫になる子を対象に行っています。
こちらをごらんください。
右側が手術前の鼻の穴が狭い時です。
一方、左側が鼻孔拡大手術を行った後です。
また、同時に軟口蓋という喉ちんこを短くもしました。
術後の写真ですが、舌の奥に糸で縫合した部位が手術部位です。
ここは軟口蓋の伸び具合に個体差があるので、切除する大きさは様々ですが、今回の写真の子は1cm程度切除してから縫合しています。
飼い主さんからは、手術の後は呼吸も楽そうにしているとのお言葉をいただきました。
詳しくは獣医師にご相談ください。
獣医師 高橋