病気
【犬の体表リンパ節】病気のサインを普段から観察しよう!
みなさまこんにちは!
いよいよ暑くなってきましたね!!これからの季節、暑さに負けないように動物もみなさんも体調に気を付けましょう!!
今回はわんちゃんねこちゃんと触れ合うときにできる、『触りながら確認してみよう!』というテーマとなっています。
リンパ節とは何か
ということでさっそく今回は体表リンパ節についてお話ししていきます!
まずリンパ節とは、免疫器官の1つであり全身に流れるリンパ液の関所のような働きを担っています。主に細菌、ウイルスなどの外からの敵が体内に侵入した時にこのリンパ節が腫れてきます。その他、リンパ腫や悪性腫瘍の転移、免疫の過剰反応でも腫れます。
看護師さんの愛犬、唄くんをお借りして写真を用意してみました!
リンパ節の種類
- 下顎リンパ節‥下顎骨と首の境目
- 浅頸リンパ節‥肩と首の境目
- 腋窩リンパ節‥脇の下
- 鼠径リンパ節‥後肢の内側の付け根
- 膝窩リンパ節‥膝関節の後ろ側
下顎リンパ節は注意深く観察
下顎リンパ節においては近くに唾液腺があり、区別が難しくなっています。これらのリンパ節は普段はわかりずらいことが多いのです。それが普段と比べて明らかに大きくなって触れるようになったらリンパ節が腫れる病気のサインかもしれません。
ぜひ普段からリンパ節をチェックしてあげてください。おかしいと思ったら当院までお越しくださいませ!!
獣医師 日向野