デンタルケア🦷
こんにちは☀️
おうちでできるデンタルケアについて質問をいただく機会が増えたので、今月から数回に分けてデンタルケアについてのお話をしていきたいと思います!
デンタルケアを怠ってしまうと、歯周病などの原因になりますのでできることから無理せずやっていきましょう😊
今日は、デンタルケアの目的と乳歯期〜永久歯への生え替わりの時期(生後4〜6ヶ月頃)でのポイントについて説明します。
デンタルケアの目的
現在歯周病は、非常に多くの犬や猫でみられる疾患です。3歳以上の犬・猫の約8割に歯周病がみられます。歯周病は歯垢の中にある悪玉菌による感染症で、その悪玉菌が歯肉や骨などを壊す病気です。歯周病が進行すると菌の一部が血流に乗って体の中に入り込み、全身に影響を及ぼすこともある怖い病気です。ですが、動物が元気でご飯も普通に食べていると歯周病に気付かない場合もよくあります。そのため、日頃から口の中などをみたり口臭に気付けたりすることで異常を見つけることが大切です。
デンタルケアの目的は歯磨きだけでなく、乳歯から永久歯への交換期前であれば、歯並びや噛み合わせ、歯が欠けているという外傷などに早期に気付くことです。
乳歯期〜永久歯へ生え変わる時期(生後4〜6ヶ月頃)でのポイント
この時期は動物と飼い主さんの信頼関係を築くことが最も大切なので、歯ブラシなどの道具を使って行う歯磨きよりも、動物がリラックスした状態で、動物に触れるようになることが歯磨きを行うための第一歩です。
まずはお互いにリラックスした状態で、動物の顔や口に触ること、歯を見ることから始めてみてください❕
乳歯期〜永久歯へ生え変わる時期(生後4〜6ヶ月頃)の練習
1.動物が自ら近づいてきて、人の手に頭や体を擦り寄せてきたときにゆっくり優しく数回撫でます。
撫でていて動物が気持ちよさそうかを観察します。
撫でていて動物が人の手から離れるように動いたら、撫でることをやめます。
2.動物が自ら人に近付き、手のひらから食べ物を食べる練習をします。
食べている時に撫でるのは控えます。
いずれも手に対していいイメージをつけるために行います。
(※今回はどちらも台の上で行っていますが床などリラックスできる場所で行ってください。)
次回は永久歯に生え変わってから行うデンタルケアについて説明していきます!
ふかだ🥚