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老犬・老猫の栄養管理②
こんにちは!前回は老犬、老猫の水とエネルギーの栄養管理についてお話ししました。
今回はタンパク質とその他の栄養素についてお話しします。
タンパク質
多くの犬や猫は老化に伴い、腎臓の機能が低下していきます。
タンパク質を過剰に摂取してしまうと、腎臓病の進行を早めてしまうことになります。
しかしタンパク質は体を構成する大切な栄養素なので、過度に制限してしまうと筋力や免疫力が低下し、他の病気を招いてしまう可能性があります🦠
若い頃と同じフードを食べていると、タンパク質の量が過剰になり、腎臓に負荷をかけてしまうこともあります。
高齢期用にタンパク質量が調整されたフードや腎臓用のフードなどもありますので、年に2回は健康診断を受けていただき、フードの変更の必要がないか獣医師にご相談いただくことおすすめします🏥
その他の栄養素
次は塩分についてです。健康な子であれば塩分の摂取量を減らす必要はありませんが、過剰な塩分は高血圧を招きます。
特に心臓病や腎臓病の子は余剰塩分をうまく排泄できないため、病気を悪化させてしまう可能性があります。
おやつには塩分が多く含まれているものもあるので、塩分の少ないものを選んであげるといいと思います🧂
高齢期に便秘や関節炎などにかかりやすくなります。便秘対策には、正常な腸の働きを促進する食物繊維を適度に含むフードを、関節炎には体重コントロールのほかにオメガ-3脂肪酸をあげると良いです!関節疾患対応のフードやサプリメントなどもあります💊
抗酸化成分が添加された高齢期用のフードもあります。
フード選びはわんちゃん猫ちゃんの体調に大きく関わります!その子に合ったフードをあげて、元気に長生きを目指しましょう💪
鈴木