病気

わんちゃんのワクチンで予防できる病気〜その2 パルボ〜

犬パルボウイルスとは

犬パルボウイルスは、主に

腸の細胞や骨髄の細胞を攻撃するウイルスです。

特に
生後数週〜6か月齢の子犬
ワクチン未接種の犬    で重症化しやすいことが知られています。

感染経路(どうやって感染するのか)

感染経路は主に

  • 感染犬の便
  • 汚染された床や靴
  • ケージや食器
  • 人の手や衣服   などです。

パルボウイルスは
❗ 環境中で非常に長く生存
❗ 消毒にも強い     という特徴があります。

そのため、動物病院・ドッグラン・ペットショップ・散歩コースなどで感染する可能性があります。

症状

感染すると、以下のような症状が見られます。

  • 激しい下痢(血便になることも)
  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • 元気消失
  • 脱水
  • 発熱または低体温
  • 白血球減少(免疫力低下)

重症例では
⚠ 敗血症
⚠ ショック
⚠ 死亡   に至ることもあります。

治療

残念ながら
パルボウイルスを直接殺す特効薬はありません。

そのため治療は

  • 点滴治療(脱水補正)
  • 吐き気止め
  • 抗生物質(細菌感染予防)
  • 栄養管理
  • 集中管理

といった「対症療法」が中心になります。

入院治療が必要になるケースも多く、
治療期間は数日〜1週間以上に及ぶことがあります。

パルボウイルス感染症は
ワクチン接種でほぼ100%予防可能な病気です。

子犬の場合は、

  • 生後6〜8週齢から
  • 3〜4週間隔で複数回接種

することが重要です。

母犬からの免疫(移行抗体)が残っている間は、
1回の接種では十分な免疫がつかないことがあります。

そのため、複数回のワクチン接種スケジュールがとても重要です。

まとめ

犬パルボウイルス感染症は

✔ 感染力が非常に強い
✔ 重症化しやすい
✔ 治療が大変
✔ しかしワクチンで予防できる  病気です。

「元気がない」「下痢や嘔吐が続く」などの症状が見られた場合は、
早めに動物病院へご相談ください。

そして何より、
ワクチン接種で大切な命を守りましょう。

大切なご家族であるワンちゃんを守るために、定期的なワクチン接種はとても大切な健康管理の一つです。

  • 「うちの子は今ワクチンが必要?」
  • 「何種ワクチンを打てばいいの?」
  • 「副反応が心配…」

など、気になることがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

獣医師 佐藤