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歯の変色🦷

自分の家のわんちゃんの歯が変色しているのを見たことはありますか?

歯がピンク色に変色しているのは、ぶつけるなどの外からの強い衝撃により、歯髄が出血を起こしたことによる変色です。
そのほか、内部吸収や抗生物質であるテトラサイクリンの全身投与などにより象牙質が変色してなる場合もあります。

外傷によって歯髄に内出血が起こると、酸素を運んでくれているヘモグロビンが鉄を含むタンパク質複合体であるへモジデリンに変化します。それらが象牙細管の中にあることでエナメル質を介して歯の色が紫色などに変色して見えます。

歯の表面に外因性に着色があった場合や、硬化象牙質(象牙細管が狭窄する)、吸収病巣、乳歯が抜けかけている時も歯が変色します。

診断

通常、変色した歯の内92%は歯髄の機能が失われていると言われています。
歯髄が失活しているかどうかは、光を当てて判断します。また、口腔内X線検査も合わせて行うとより正確に診断ができます。
赤褐色に濁って見える歯は失活歯と判断します。

治療

失活した歯自体が感染を起こす場合も多く、変色が確認された際に歯の根っこに感染が認められていなくても今後感染が起きる場合もあるため注意が必要です。

感染が起こっている場合は、抗生物質での治療と根本治療は抜歯になります。
感染が起こっていなくても、失活歯の場合は今後根尖周囲病巣に至る可能性もあるため抜歯を行うことが推奨されます。

歯がピンク色っぽく見える場合やお顔をぶつけてしまった際はお気軽にご相談ください。

獣医師 児島🐾