腰部椎間板ヘルニア!
昨年の夏に書きかけていたブログをアップします!
そんなわけで、夏っぽい文章のままお届けします!
みなさん暑さに負けていませんか?
私は、毎日アイスを食べてはお腹を壊しております。
今回のお話は 腰部椎間板ヘルニア です。頸部の椎間板ヘルニアもあるのですが、若干違いが存在するので今回は腰部のみです。
Mダックスを飼っていれば、必ず耳にする病気ですよね。
実際には、ビーグル、コッカー、ペキニーズ、プードル、コーギーなどでも発症します。
まずは原因から
写真のように背骨(椎骨)には衝撃を吸収するための椎間板というクッションがあるのですが、この椎間板が何らかの衝撃や老化による劣化により、脊髄神経を圧迫することで発症します。
こんな感じです
症状は軽度であれば背部の痛みです。
ソファーから飛び降りた時にキャンとなき、近づいて見れば腰を丸めて震えていることが多いです。そして、その後は動くのを嫌がります。食欲が落ちる子もいますが、この程度であれば、ほとんどが薬と安静で後遺症なしで治ります。これが下の表のグレード1です。
そして、怖いのがグレード4以降になります。症状は後ろ足が動かすことができずにダラッと引きずるように歩きます。痛すぎて歩けない子もいます。こういう症状がでたらすぐに病院に来てください。なぜなら、治療または手術の開始時期によってその後の回復に差が出るからです。
例えばこの子
深部痛覚(足をつまんでも痛がらない)がなかったのでグレード5でした。(写真は手術後です)
来院が午前中。病変部を特定するためにMRI検査が必要なため、すぐに予約を入れて夕方にはMRI撮影。
こちらがその画像
赤丸の部位の中心部分だけぐしゃってなっているのがわかりますか?
ここが傷害部位です。
その足で病院に戻ってきてもらい21:00から手術。その後鍼治療も併用しながら3週間後の再診時にはほとんど違和感なく歩けるようになっていました。まだ少し腰は丸まっていますが。つまり、今回お伝えしたいのはこの病気は自宅で様子を見ずに、できるだけ早く受診してもらうことが大切なのです。ただし、早期に治療してもグレード5の約1割弱は脊髄軟化症と言って、脊髄が機能しなくなり1週間以内に死亡してしまうことあります。この進行を抑える方法は残念ながら現在の獣医療では不可能なのです。。。
でもこうならないように、日ごろから
①太らせない
②ソファーの飛び乗り、飛び降りさせない
③フローリングで走らせない
ようにしてください。
自分の子は大丈夫と思っているあなた!!!
お・き・お・つ・け・く・だ・さ・い