子猫ちゃんについて
こんにちは☺️
9月も終わり季節も秋になりますね。
みなさんはいかがお過ごしですか?
今回は子猫を保護した時の注意点についてお話しします🐱
大切なポイントはいくつかあります。
①生年月日
去勢、不妊手術の時期など生年月日を判断することは特に子猫では重要になります。
子猫の生年月日は身体的な特徴によりある程度判断できます。また歯の状況でも推測することができます。
・子猫の発育に伴う身体的特徴の変化
②性別
この写真のように生後4週にもなれば飼い主でも肛門と陰部の距離で長ければ雄、短ければ雌だと確認できますが生後数日のうちの判断は困難です。
③生活環境
この写真みたいに適度な広さのダンボール箱を用意してその中にペットシーツとタオルで寝床を作るというものです。よちよち歩きしか出来ないため広い部屋の中で自由ににしていると思いがけない場所に入り込んでしまう事故が起こってしまいます。
子猫のうちは皿からミルクや水を飲むことはできません。また誤ってこぼしてしまうと体が濡れてしまうので、しっかり自力で食事ができるようになるまではミルクや水はダンボール箱の中に入れておく必要はありません。
冬期は子猫が暮らしている場所をホットカーペット湯たんぽなどを使用して適切に保温する必要があります。
ただし自力で満足に移動することが出来ない幼い子猫は、温め過ぎによる熱中症や低温火傷に注意しなくてはいけません。
④同居動物(猫およびその他の動物)
特に同居動物の犬が散歩するようであればノミや回虫などを媒介しまい猫の感染のリスクが高くなってしまいます。
また先住猫がいる環境であれば新たにきた子猫が先住猫に感染症を媒介してしまう可能性があります。
子猫を新たに迎える際には感染症の確認と家庭内での感染対策に十分気をつけてください。
⑤子猫専用のミルクをあげる
この円グラフを見ると市販の牛乳と猫の母乳を比べると栄養素に違いがある事が分かります。
夜間に拾ってしまいどうしても猫用のミルクが入手出来ない場合は緊急的ではありますが牛乳に卵黄を溶かすと猫用のミルクに成分を近づけることができます。
ミルクを入れる際には嘔吐させないようにお腹を触りながら胃の張り具合を確認しておく必要があります。
⑥体重管理
子猫であれば生後30日くらいまでは最低でも1日10〜15gぐらいは増えているはず,これを下回るようであれば栄養が足りてない可能性があるので毎日必ず体重を測定するようにしましょう。
⑦生後3〜4週間齢までは自力排泄ができない
生後30日くらいまでの子猫は自力で排泄することができません。母猫は子猫の陰部や肛門周囲を甜めて刺激をして排泄を促します。母猫と一緒に暮らしていない子猫は、生後3〜4週齢ぐらいまでは人が陰部や肛門周囲を湯で濡らしたガーゼなどで刺激をして排泄を促す必要があります。
たくさん気をつけないことがありますが、大切に可愛がって育ててあげてください。
動物看護師 山下🐶