食べてしまった時は🐶
こんにちは☀️
連日 溶けるような猛暑が続いていますね
8月と言えば夏休み!どこかへお出かけする方も多くいらっしゃると思います
いつもと違う環境に行く時に気をつけたいことはいくつかありますが、そのうちの一つに誤食があります
今回は誤食してしまった時についてお話しします!
食べてはいけないもの
最近ではネットやテレビなどを見て知っている方も多くいると思いますが、人では問題なく食べれるものでも、ワンちゃんネコちゃんが食べると中毒を起こしてしまうものがあります
意図的にあげようとしていなくても、手の届くところに置いていて盗み食いされてしまった。
散歩途中に落ちていて食べてしまったなどの事故もよく効きますので注意が必要です
- チョコレート
- ネギ類
- キシリトール
- ブドウ レーズン
- 人用の風邪薬 痛み止め
- タバコ
- ユリ
食べてしまったときは…
中毒になる物を食べてしまった!!!
となったらとても焦りますよね
食べてから時間が経ってなければ吐かせる処置ができます
※誤食したものや経過した時間、年齢 持病によって吐かせると危険のある場合を除く
ここで注意して欲しいのが自宅で無理に吐かせる処置をしないことです!
誤食についてネットで調べてみると、薬局で買える薬剤や食塩などを使って吐かせる方法が紹介されていますが、副作用の恐れもあるのでまずは病院に連絡しましょう!
病院に行く時は🚗
「誤食した!」と言えば診察の時に獣医師から聞かれる質問がいくつかあります
診察で行う検査や処置などが変わる場合がありますので先におさえておきましょう!
Q.何を食べましたか?
食べた物の大きさ、商品名が分かるものがあれば持っていきましょう
また包み紙(外装)ごと食べてしまった場合は忘れずお伝えしましょう!
包み紙は腸などに詰まってしまうこともあるので要注意です⚠️
どうして商品名が必要なの?
どんな成分が入っていたか確認するため💡
例えばチョコレートの場合、カカオの含有量によって危険度が変わります
ホワイトチョコでカカオをほとんど含有していない場合と、ダークチョコでかなりカカオが濃い場合では対処が異なることがあります
Q.いつ食べましたか?
吐かせる処置は胃の中にある時に有効ですが、時間が経ち胃を通過してしまうと吐かせる処置が適応外になることもあります
また食べたものによっては吸収が速いものもあるので、時間は控えておきましょう
Q.なにか症状は出ていますか?
食べたものや、経過した時間によって症状は異なりますが、いつもと様子が違うことがあれば伝えておきましょう
詳しくは次の項目で!
どんな症状がでるの?
「食べてはいけないもの」の項目であげた食べ物の主な症状です
※これ以外の症状が出る場合もあります
- チョコレート : 不整脈 けいれん発作 興奮
- ネギ類 : 溶血性貧血 真っ赤な尿がでる
- キシリトール : 低血糖 けいれん発作
- ブドウ レーズン : 腎障害 けいれん発作
- 人用の風邪薬 痛み止め : 溶血性貧血 腎/肝障害 消化管出血
- タバコ : 興奮 けいれん発作
- ユリ : 腎障害
また嘔吐は上記のどれを食べても出る可能性のある症状ですが、口をぺちゃぺちゃさせている、よだれが多く出ている(流涎)があれば吐きそうで気持ちが悪い状態のことが多くあるため何か物を吐き出さなくてもこれらの症状がないか確認してみてください
緊急性のある症状
上記にあるような中毒性のある食べ物以外にも、ワンちゃんネコちゃんは誤って、殺虫剤や殺鼠剤 ガソリン 電池など、こんなもの食べるの?とびっくりするようなものを食べてしまうことがあります。
食べてはいけない物を食べたときは病院に行くことを強くオススメしますが、そのなかでも特に急いで受診したい症状があります
けいれん発作が起きている、急に立てなくなった、ふらついている、歯茎や舌が白っぽい または紫っぽい、呼吸が荒い、のどに物が詰まって苦しそう、意識が薄い(呼びかけなどへの反応がいつもと違う)
来院するまでにこれらの症状が見られたら、速やかに病院へ連絡しておきましょう。
このような誤食の事故は想像したくもないですが、動物たちの身近に危険なものはたくさんあります。
8月といえばお盆休みのある動物病院もあるので、その期間に診てもらえる病院や帰省先、旅行先の近くの病院なども事前に調べておくと安心ですね!
藤原🐟