役立つ話

真菌症のお掃除🧹

こんにちは☀️

今回は皮膚の病気の一つの皮膚糸状菌症についてお話しします

この名前より、カビや真菌症と簡素化して呼ばれることが多いように思います

※カビというと、動物さんでよく聞くマラセチアなども該当しますが、今回は皮膚糸状菌のお話です💊

人も動物もうつる😈

皮膚糸状菌症は人獣共通感染症です。
同居している動物や人に感染する恐れのある病気の一つです

毛に感染するため、罹患した動物に直接触るだけでなく、その毛から間接的に感染もします
また感染力を長期間もつ上、感染力が強い特徴があります

お掃除がとっても大事!

動物を飼っている方なら、抜け毛が部屋に舞っている状況が簡単にイメージできると思います

被毛が感染源の一つとなるので、真菌の子の抜け毛がお部屋に舞っているのはできるだけ避けたいですね

後ほど適切なお掃除の仕方をお伝えします!

お掃除しやすいお部屋にするのも大事!

真菌は同居の動物にも人にも感染する恐れがあります

一番好ましいのはお部屋を隔離することです

と言ってもなかなか一部屋まるまるフローリングで、家具も少なくて…なんてお部屋を用意するのは簡単なことではないと思います

そんな時は簡易のケージを用意しましょう

掃除や消毒をこまめに行うので、それらが行いやすい素材を選び、
換気が良くできる部屋に置きましょう!

同居の動物さんがいる場合は、皮膚の状態がいつもと変わらないかよく観察します🔍
よくある症状は皮膚の赤み、フケ、脱毛です
気になる症状があれば病院を受診しましょう🏥

適切なお掃除🧹

感染源である毛やフケを物理的に取り除くことが大事です🐶🐱

掃除機やコロコロなどを使いできるだけ綺麗にします

そのあと塩素系の漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)で消毒します👿

塩素系漂白剤は市販のもので問題ありません!
※商品によって濃度が違うため、購入した漂白剤を水道水で薄め、0.5%の濃度になるように調節しお使いください

この時に掃除しやすいようにケージの中に入れるものは厳選しておくと便利です

皮膚糸状菌は湿気の多い場所を好むため、消毒や洗浄を行なった後は必ず乾かしましょう

そしてこのお掃除は皮膚の状態が良くなり治ったあとも必要です

最後に手洗いも🖐️

お家にいる動物さんが皮膚糸状菌になってしまった場合はこまめな手洗いが重要です

最初に記したように、動物だけでなく、人にも移ってしまう病気の1つなので、感染を防ぐために必ず行いましょう

動物を触った時や、お部屋を掃除した時、など その子に関わることを行なった際は腕あたりまで念入りに手洗いするのが理想です

アルコール消毒は皮膚糸状菌には効果がありませんので、手洗いの際は市販の石鹸、ハンドソープを用いましょう

また直接 触れないようにするために、市販のビニール手袋やゴム手袋を使用するのも効果的です

今回は皮膚糸状菌にピックアップしたお掃除方法でした🧹

病気によって、どの消毒薬との相性が良いかなど変わってきますので

その時に合わせた適切なお掃除方法を心がけましょう!

藤原🐹