病気

猫喘息について

愛猫が咳をしている!?

そんな時は『猫喘息』かもしれません!

今回は猫喘息について解説していきます。

原因

喘息の原因は主にアレルギー性のことが多いです。アレルゲンとしては、ハウスダスト、花粉、タバコ、芳香剤など短なものも多いです。引越ししたなどの環境的な変化で新たなアレルゲンに暴露されることもあります。

他にも呼吸器感染症(細菌、カビ、寄生虫)などから喘息の症状が発現することもあります。

症状

<軽度>

  • 乾いた咳
  • 舌なめずりをする

<重度>

  • 口を開けて呼吸する
  • 疲れやすくなる
  • 呼吸のたびにヒューヒュー音が鳴る

検査

まずは問診と身体検査から状態を把握し、喘息が疑わしいかを判断し、その後は以下の検査を行なっていきます。

  • 血液検査:炎症やアレルギー性かどうかを判断します。
  • レントゲン:喘息の特徴的な所見を確認し、その他の原因がないかを調べます。
  • 気管支鏡検査および肺胞洗浄液:喘息では洗浄液にて特徴的な所見を示します。

治療

アレルギー性の疾患なので、多くは長期的な治療が必要となってきます。程度によって以下に示す治療を併用して行われます。

  • 気管支拡張剤
  • ステロイドなどの抗炎症治療
  • 抗生剤(感染時)
  • 去痰剤
  • アレルゲンの除去

治療としては注射、内服など様々ですが、これらで改善が見込めない場合は上記の治療を吸入療法(ネブライザー)で行うことがあります。継続的にネブライザーが必要な子は自宅での実施方法も案内しております。

まとめ

猫喘息は、初期では軽い風邪くらいに感じられますが、これが慢性化することで気管支などが不可逆的な変化を起こすこともありますので、一度気になった際は早期に動物病院へ連れて行かれることをお勧めします。

獣医師 日向野