病気

動物にもあります、高血圧

人では生活習慣病や遺伝などが原因で高血圧になることが多いですが、犬や猫にも高血圧があります。

血圧

犬と猫における血圧の正常値は収縮期で100-160mmHg、平均80-120mmHg、拡張期60-100mmHgとされています。

収縮期血圧が160mmHgを超えると高血圧と診断されます。

分類

高血圧の分類として、基礎疾患がある二次性高血圧と、明らかな原因がない特発性高血圧に分けられます。
犬や猫では二次性が多く、全体の80%を占めています
基礎疾患として、犬では副腎皮質機能亢進症や腎臓病、糖尿病、褐色細胞腫など、猫では甲状腺機能亢進症や腎臓病、糖尿病が多く認められます。

症状

慢性的に高血圧が持続すると、体の中の様々な臓器に以下のような障害を誘発します。

腎臓:慢性腎臓病の進行
眼:網膜症や脈絡膜症
脳:脳卒中、脳症
心血管系:左室肥大やうっ血性左心不全

その結果、多飲多尿、失明や緑内障、神経症状、不整脈や心不全などの様々な症状を引き起こします。

測定方法

動物の血圧は四肢や尾などに血圧測定用のカフを巻き、安静の状態で測定することができます。
(⚠︎嫌がってしまう動物ではなかなか測定が難しい場合もあります。)

高血圧はサイレントキラーとも呼ばれ、明確な症状がない場合も多いです。
普段から血圧をモニターすることで、高血圧を早期に発見できるかもしれません。

興味がある方は診察でご相談ください。

獣医師 茶谷