病気

なんとなく呼吸が速い?猫の呼吸を観察してみよう 

「呼吸数を測る」と聞くと、少し難しそうに感じるかもしれません。

でも実は、猫の呼吸数は特別な道具がなくても、自宅で簡単に確認することができます。

猫は体調が悪くても、飼い主さんから見て分かりやすい症状を出さないことがあります。

だからこそ、普段の状態を知っておくことが、体調の変化に気づくきっかけになります。

今回は、そんな「安静時の呼吸数」についてご紹介します。

安静時の呼吸数って?

呼吸数とは、その名の通り「1分間に何回呼吸しているか」のことです。

ただし、猫の呼吸数を見るときに大切なのが「安静時」というポイント

走り回ったあとや遊んだあと、興奮しているとき、暑いときなどは、健康な猫でも呼吸が速くなることがあります。

そのため、健康状態をチェックするときは、

  • 寝ているとき
  • リラックスしているとき
  • 運動直後ではないとき

など、できるだけ落ち着いている状態で確認します。

「普段の呼吸数」を知っておくことが大切

呼吸数を測る目的は、「○回だったから病気!」と判断することではありません。

むしろ大切なのは、その子が普段どのくらいの呼吸をしているのかを知っておくことです。

例えば、普段は落ち着いて寝ているときにゆっくり呼吸しているのに、ある日から明らかに呼吸が速くなった。

そんな「いつもとの違い」に気づけることが、呼吸状態の変化を早めに発見するきっかけになることがあります。

呼吸が速くなる原因はさまざま

呼吸数が増えているからといって、必ずしも肺の病気というわけではありません。

例えば、

  • 暑さ
  • 興奮や緊張
  • 運動
  • 発熱
  • 痛み
  • 心臓の病気
  • 肺や気管支などの呼吸器の病気
  • 胸水など、胸の中の異常

など、さまざまな原因が考えられます。

そのため、「呼吸が多い=この病気」と自宅で判断するのではなく、普段との違いが続いている場合には動物病院で相談することが大切です。

数字だけではなく「呼吸の仕方」も見てみよう

呼吸数を数えることに加えて、呼吸の仕方も観察してみましょう。

例えば、

  • お腹を大きく動かして呼吸している
  • 呼吸が明らかに苦しそう
  • 首を伸ばして呼吸している
  • 落ち着いているのに呼吸が速い
  • 口を開けて呼吸している

など、普段と違う様子がないか確認します。

特に猫の口を開けた呼吸は、犬のように暑いからという理由だけとは限らず、呼吸が苦しい状態で見られることがあります。

「いつもと違う」と感じた場合には、様子を見続けるのではなく、動物病院へ相談しましょう。

毎日の健康チェックのひとつに

体重や食欲、排泄の状態などと同じように、呼吸も普段から観察しておくと安心です。

毎日必ず測定しなければいけないというわけではありません。

まずは猫がリラックスしているときに、うちの子はどんな呼吸をしているのかな?

と見てみるところから始めてみてください。

普段の状態を知っているからこそ、「いつもと違う」に気づくことができます。

次回は、実際に猫の呼吸数を測る方法と、測るときのポイントについてご紹介します。

山下