しつけシニア犬

シニア犬と暮らす🐕1

個体差は、あるものの一般的に老化は大型犬は5~6歳頃、小・中型犬は7歳頃から始まるといわれています。我が家のちょこたんも来月で9歳を迎えます。動作や見た目はまだまだ若く見えますが、寝る時間も増えましたし、目覚まし時計が鳴っていても、わたしが帰宅しても起きて来なかったりと、少しずつ年齢を感じるようになってきました。

まだまだ元気だけれど、これからのためにシニア犬エクササイズを昨年秋からちょこたんと一緒に学び練習したので、自分の復習の為にもその一部をご紹介したいと思います。

まだまだ動きも若く元気なうちからぜひやっておくとオススメのエクササイズはゆるやかで規則的な運動です。老化によって腰や関節に不具合が生じると、運動不足により関節がこわばり、筋肉が萎縮してしまいます。過激な運動は制限する必要がありますが、関節を適度に動かし筋肉を使う、ゆるやかで規則的な運動を行うことで関節のこわばりを予防し、寝たきりにならないシニアライフを目指しましょう✨

〜初級編〜

オスワリ

子犬に初めてオスワリを教える時はトリーツを持った手を鼻先からおでこに移動させ、お尻が地面についた瞬間に褒めてご褒美を与える方法で教えますが、シニア犬ではできるだけ後ろ足をしっかり使わせたいのでアプローチの仕方が異なります。

子犬にオスワリを教える時のアプローチ

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鼻先から頭の上の方にトリーツで誘導

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シニア犬のオスワリのアプローチ

後ろ足が前足へと近づく座り方。

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前足の位置は固定です。

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この違いわかるでしょうか。

インスタで動画をチェックして見てください👀

同じオスワリでも体の使い方は全く異なります🧐

鼻先のフードを斜め上に手首を返しながら誘導します。

手の動きは小さく、コンパクトに動かします。

フセ

トリーツを持った手を犬の鼻先にもっていきそのまま下にゆっくり下げていき伏せさせます。

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スタンド オスワリやフセの状態から立たせる

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トリーツを持った手を鼻先に持っていき、顎の下の方へその手を動かします。

犬がトリーツを見ようとして、頭を下げると立ち上がるので立ち上がったらご褒美を与えます。

この誘導で難しい場合はほんの少しだけ犬の前方にトリーツをだしてみましょう。

ポイントは犬がトコトコ前へ歩いてしまわないように!です。前足の位置は変えずにその場で後ろ足の力を使って立たせることが狙いです

ではこの3つの動きをつなげて行ってみましょう。

オスワリ→スタンド→フセ→スタンドで1セット これを5回くりかえしてみましょう。

上手にできたでしょうか☺️

私たちが、スクワットや腹筋の筋トレをする時、反動を使って素早く行うよりも、じっくり・じんわり動かす方が負荷がかかりしんどいですよね?なので、なるべく犬の動作がゆっくりになるように誘導してみてください。

はじめは難しいかもしれませんが、基本の動作なので練習すればできるようになります!

特に大型犬は後ろ足の筋肉から衰えて立ち上がりが難しくなってきます。意識して後ろ足を使うようになると犬の動きは変わってきますので、ぜひ毎日取り入れてみてください。寝起きやお散歩に出かける前のウォーミングアップにもおすすめです。

次回はオテ、オカワリを使ったエクササイズです。

お楽しみに~🐕

黒田