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肛門嚢破裂

みなさんこんにちは!!

徐々に寒くなってきましたが、私は先日青森へ旅行に行ってひと足さきに冬の寒さを体感してきました。

さて、今回は肛門嚢のお話をさせていただきます。


肛門嚢とは、肛門の4時と8時にある匂いつけの袋になっています。通常はうんちと同時に分泌され、性状はその子によりますがドロっとしたものや固形に近いものもあります。この分泌物がうまく排泄されず大量に溜まったままだと痒みを伴ったり、炎症を起こし細菌感染が引き起こされることもあります。そして、ひどい場合は皮膚炎や皮膚のただれが起きて肛門嚢破裂が起きます。

 

<症状>

  • お尻を地面に擦る
  • 尻尾やお尻を気にして舐める
  • お尻から出血が認められる
  • 元気消失、食欲低下

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写真は右の肛門腺が破裂した猫ちゃんになります。

 

治療例として、この症例は感染コントロールのための患部周囲の毛刈り、破裂部の膿の排出、洗浄、消毒を行いました。肛門嚢破裂では細菌感染が引き起こされている場合が多いため、抗生剤の投薬を実施します。炎症が強い場合は抗炎剤を投与することもあります。基本的には1〜3週で治療が完了することが多いです。

 

再発することも多いので溜まりやすい子は定期的な肛門腺絞りが必要となります。

なかなか難しいという方も多いので、お悩みの際はどうぞ一度ご相談くださいませ!

 

獣医師 日向野