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顔面神経麻痺

みなさんこんにちは!最近は暖かくなってきて春の訪れを感じますね!

早速今回は『顔面神経麻痺』についてお話ししていこうと思います。

<顔面神経麻痺とは>

顔面神経は第7番目の脳神経であり、主に表情筋や耳、唇を動かす部分や、涙や唾液量の調節などを神経支配しています。ここが何かしらの原因で障害を受けると、表情が動かせなくなったり、瞬きができなくなり涙の量も減少します。また口唇も動かせないため、口唇が垂れてしまい、ご飯もこぼしてしまうことがあります。症状が4週間前後で徐々に改善するものから永久的に残ってしまうものまで様々あります。

<原因>

顔面神経麻痺は様々な原因で機能不全に陥るため、基礎疾患の診断が重要となります。しかし、ほとんどの顔面神経麻痺では特発性と言われており、いわゆる原因不明なことが多いのです。犬では75%、猫で25%が特発性と言われております。その他の原因は以下になります。

  • 重症筋無力症
  • 甲状腺機能低下症
  • 中耳炎、内耳炎
  • 脳疾患(腫瘍や脳炎)
  • 中耳、内耳の腫瘍
  • 特発性顔面神経麻痺

<診断>

まずは基礎疾患がないかを精査する必要があります。主に外耳道の評価や中耳や内耳の疾患を疑う症状がないかを診ていきます。その他は血液検査やレントゲンを実施し、必要があればCTやMRIを実施します。

<治療>

基礎疾患があればそれに対しての治療を実施します。ここでは顔面神経麻痺によって起こる症状に対しての治療を記載させていただきます。顔面神経麻痺では瞬きができず、涙の量も少なくなるためドライアイになる恐れがあります。ドライアイに対しては乾燥を防ぐための眼軟膏や人工涙液を実施することがあります。また、はっきりした効果は不明ですが、ビタミン剤や神経賦活剤を処方することもあります。

なかなか出会うことの少ない病気ですが、実際に発症してしまうとまずは顔の違和感から覚えることが多いでしょう。上記のような症状があればぜひご相談ください!

獣医師 日向野