ペットの老化サイン
こんにちは。
うちの子ももうシニア…でも、まだ元気だから大丈夫‼︎と思っていませんか?
実はペットの老化は見た目や元気さよりも、もっとさりげないところにサインが出ることが多いんです。
今回は、飼い主さんが見落としやすい【老化の初期サイン】をわかりやすくご紹介します。
①階段やソファに登るのをためらう🐶

犬の場合、「最近ジャンプしなくなったな」「階段を嫌がるな」と感じたら、関節や筋肉の衰えが始まっている可能性があります。
特に、中〜大型犬では、加齢による関節炎が多くみられます。
チェックポイント
- 前よりジャンプ力が落ちた
- 歩く時、後ろ足がふらつく
- 散歩中、座り込む時間が増えた
②毛づくろいしなくなる🐱
うちの猫ちゃんは舐めすぎてもう1匹によく怒られています…

猫ちゃんの場合、毛づくろいの減少が大きな老化サイン。
高齢になると、関節が硬くなり、体を曲げるのがつらくなるため、グルーミングが億劫になるんです。
チェックポイント
- 被毛がボサボサになってきた
- うんちが毛についていることが増えた
- 足やお腹の毛がベタついてる
③呼んでも反応が遅い、ぼんやりしていることが増えた🧠

これは脳の老化=認知機能の低下が始まっているサインかもしれません。
犬猫にも認知症があります。早期に気づくことで、進行をゆるやかにできるケースもあります。
チェックポイント
- 夜に意味もなく鳴く
- ぼーっと立ち尽くす
- 飼い主の声や名前への反応が鈍い
④食べる量は変わらないのに痩せてきた🐾


内臓の代謝が落ちたり、歯が悪くなって食べ方が変わっているかもしれません。
特に甲状腺疾患など、シニア期に増える病気が隠れていることも。
チェックポイント
- フードを食べるのに時間がかかる
- 口臭がきつくなった
- 水をたくさん飲むようになった
- 痩せてきた
うちの子もそろそろ…?と思ったら🌸

ペットの老化は、決して悲しいことだけではありません。
今まで以上に寄り添い、「一緒にゆっくり生きる時間」が始まる大切なサインでもあります。
動物病院では、シニア塾(要予約)、健康診断、栄養指導、サプリメントのご相談も行なっています。
気になることがあればいつでもご相談くださいね。
行動の変化は、歳のせいだけではなく病気の可能性もありますので、近くの病院にご相談ください。
まとめ
老化のサインは主にこの4つに現れます
1.動きの変化(登るのが苦手に)
2.毛づくろいの減少
3.反応の遅さやぼんやり(認知機能)
4.体重の変化や食べ方の変化
ちょっとした変化を歳のせいと決めつけず、やさしく見守ってあげることが大切です。
山下