役立つ話

ダニの寄生について②

こんにちは☀️

今回は、マダニが寄生することでペットや人に感染する代表的な病気・症状を紹介します。

貧血

マダニは皮膚に噛み付いて長い時間をかけて血を吸います。

もしたくさんのマダニが寄生してしまうと、大量の血を吸われて貧血になる恐れがあります。

貧血になると、元気や食欲がなくなり口の粘膜の色が白っぽくなります。

特に体の小さな子犬や小型犬・子猫は、影響を受けやすいので注意が必要です。

アレルギー性皮膚炎

マダニが皮膚に噛み付くと、その唾液に含まれる成分がアレルゲンとなって皮膚炎を引き起こすことがあります。

激しい痒み、皮膚の赤み、腫れ、脱毛などの症状が出てきます。

バベシア症

マダニが媒介するバベシアという原虫が動物の体内に入り込み、赤血球に寄生して赤血球を破壊することで貧血を引き起こす病気です。

バベシア原虫に感染したら2〜3週間の潜伏期間のあと、発熱・食欲不振・黄疸・血色素尿(赤褐色の尿)などの症状が現れます。

重症化すると多臓器不全に陥り、命に関わることもあります。

ライム病

マダニが媒介するボレリアという細菌によって引き起こされる病気です。

犬では目立った症状がないことも多いですが、元気や食欲がなくなり、ふらつきが見られることもあります。

人間に感染すると、マダニに咬まれたところから徐々に紅斑が広がる遊走性紅斑や発熱・関節痛・筋肉痛・倦怠感などの症状が出ます。

野兎病

発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛などインフルエンザと同じような症状が出ます。

もともとはうさぎなどの野生の齧歯類の病気ですが、人にも感染する人獣共通感染症です。

Q熱

マダニが媒介するコクシエラという細菌によって引き起こされる病気です。

犬や猫では感染しても無症状のことが多いです。

人間では高熱や頭痛、筋肉痛、倦怠感といったインフルエンザと同じような症状が出て、肺炎や肝炎を引き起こすこともあります。

日本紅斑熱

動物の症状は明らかになっていませんが、人間では頭痛、発熱、倦怠感、全身の紅斑(発疹)などの症状が認められます。

重症化すると多臓器不全を引き起こし命に関わることもあります。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

SFTSウイルスを運んでいるマダニに咬まれることで感染する病気です。

犬がSFTSに感染した場合、無症状から重度の症状までさまざまな症状が見られます。

発症した時の症状は元気喪失・発熱・食欲不振・消化器症状・黄疸などがありますが、重症化すると多臓器不全を引き起こし命に関わる場合もあるため注意が必要です。

猫が感染した場合も症状は同じですが、致死率が 犬より30%程高い約60%なので、より注意が必要です。

人間に感染すると、約6日から2週間の潜伏期の後に発熱や消化器症状・頭痛、筋肉痛、神経症状、皮下出血や下血などが認められ、命を落とすこともある恐ろしい感染症です。

人間が感染した場合の致死率は約30%で、特に子供や高齢者は注意が必要です。

このウイルスに対するワクチンや有効な治療法は見つかっていないため、予防がとても大切です。

次回は、ペットの身体にマダニがついていた時にどうすればいいのかをお話しします!

ふかだ🥚