病気

子犬や子猫の下痢の原因になっている可能性も…糞線虫とは?

子犬や子猫で下痢が続くときやなかなか体重が増えないとき、糞線虫という寄生虫感染が原因になっている可能性があります。

糞線虫とは?

犬や猫、ヒトを含む哺乳類の小腸に寄生する小さな寄生虫です。
大きさは2-5mmと肉眼ではやや見つけにくいと思います。

高温多湿の環境に分布しており、国内でのヒトの糞線虫症は九州南部と沖縄で確認されています。

感染経路

感染動物の便からの経口感染
経皮感染(皮膚から侵入)
→ペットショプやブリーダーなど、多頭飼育環境での感染拡大に注意が必要です。

症状

下痢や血便
体重が増えない
食欲不振
嘔吐
脱水
気管支炎や肺炎などの呼吸器症状

診断

糞便から寄生虫の幼虫を検出します。
便を顕微鏡で観察すると、写真のような細長い子虫が便の中で動いています。

治療

駆虫薬を投与します。
再発しやすい場合は繰り返し投与が必要になる可能性もあります。

子犬や子猫の下痢がなかなか治らない時は一度動物病院にご相談ください。

獣医師 茶谷